わずか8%の真実。他県の話です。
💡 ブログ論評:投票に行かなかった8%の人の声
タイトル:
【ちょっと待って!】選挙に行かなかった人たちを「無関心」で終わらせちゃダメな理由
サブタイトル:
〜お年寄りの権利を奪った不正事件から、私たちの町の本当の問題を考える〜
1. 選挙でわかった「本当は声を出したかった人」の存在
先日、私たちの宮城県知事選挙が終わりました。投票に行かなかった人が半分以上いると聞いて、「みんな政治に興味ないのかな?」と思ったかもしれません。でも、本当にそうでしょうか?
私は、福祉の大学で公衆衛生(みんなの健康と生活を守るための学問)を学び、今も福祉施設で働いています。その経験から、私はこう考えます。
「投票に行かなかった人全員が、興味がなかったわけじゃない」
私は、投票に行けなかった人たちの中の**「わずか8%」に、「本当は投票したかった、意思を持っていた人」**がいると仮説を立てます。この8%は、病気で動けないお年寄りや、体が不自由で投票所に行けない人など、私たちの社会が助けなきゃいけない人たちです。
この8%を合わせると、選挙は過半数(50%以上)の人が参加できたはず。だから、「無関心だから負けた」なんて、簡単に言えません。
2. お年寄りの「声」を盗んだ、ゆるせない裏切り
私のこの仮説が、恐ろしい事件によって証明されてしまいました。
報道は一度きりですが、老人ホームで、職員がお年寄り(入所者)の代わりに投票用紙に**「代筆(代わりに書くこと)」**をして逮捕された疑いが出ています。しかも、それは選挙で勝った陣営に関わる人たちでした。
これは、たかが30票の不正ではありません。
- 「人間の尊厳」の裏切り: 憲法25条は、お年寄りもみんなも「健康で文化的な最低限度の生活を送る権利」があると言っています。投票は、人間として自分の生活を決める、一番大事な権利です。福祉施設の職員は、その権利を守るべきなのに、弱い立場のお年寄りの声を盗んだのです。これは、人間の尊厳を否定する、許されない裏切りです。
- 町の「ルール」が病んでいるサイン: この事件は、政治家が**「勝ちたい」という焦りから、ルールを破ってまで弱い立場の人を利用したことを示しています。これは、私たちの町や県が、「ズルいやり方」を許してしまう病気**にかかっているサインです。
3. 私たちの行動が「町の未来」を変える
私は、この「病気」を治すために、講演会を企画しました。薬物依存から立ち直った田代まさしさんの話を聞くのは、**「失敗した人をどう許し、どう支えるか」**を考えることです。
これは、お年寄りの投票権を奪った人たちのような「不寛容でズルい行為」と戦うことでもあります。
このブログで、私が**「無関心ではなく、構造的な問題がある」**と、この事件の前に考えていたことを知ってください。私の行動は、**福祉と公衆衛生という「正しいルール」**に基づいた、町の未来への責任です。
私たち一人ひとりが、この不正事件を忘れず、**「声を奪われた8%の人たち」**の尊厳を守るために行動するとき、私たちの町は本当に良くなります。
【本木 拓也】 69歳の現役大学生(東北福祉大学 聴講生) 今も福祉の現場で働いています。 調理師、防災士の資格も持っています。
